2009年5月アーカイブ

今回は、青森、岩手の「みちのくの酒」特集。家元、滝本さんが選んだ四つの銘酒を楽しみました。

「豊盃」は弘前の小さな造り酒屋、三浦酒造の逸品。県外出荷をしない限定酒で、貴重な機会となりました。豊盃米という昔の酒米を見事に復活させた、こだわりの蔵元です。過去捨て去った酒造りへのこだわりが、滝本さんの心を動かすのですね。「上立ち香はないが、口に含んだ瞬間、不思議な含み香」が広がります。二つとない、まことに芸術品の味わいがあります。ちなみに、弘前は彌光庵主、美彌子さんのお母様の出身地。

つぎに、青森市西田酒造店の「田酒」。麹にこだわった、米のうまみが生きる旨口。「これは理屈なしで酒飲みの酒や」と、メンバー。例会には登場した「喜久泉」もこの酒蔵の一品。

「南部美人」は「手造り技法をもちいて仕込みます。先人が積み重ねてきた伝統に新たな工夫を重ねながら、蔵人がひとつになって、始めて出来上がります。」と言あげしています。メンバーは「これはいい、ちょっとこしがあって、のど越しさわやか」と絶賛。岩手県北の酒蔵の逸品。

例会ではおなじみの「陸奥八仙」は、青森県八戸市の八戸酒造の作品。わかりやすいインパクトのある酒、芳醇で酸とのバランスが取れた酒質を目指しています。

今回は、滝本家元が体調不良で欠席。京都工芸繊維大学の研究生やデザイナーなどの新人を交え、好きなこと、かってなことをいいながら、楽しく終えました。

 

旨酒の会、4月例会

| コメント(0) | トラックバック(0)

英国人杜氏、ハーパーさんが「生もと」造りにこだわっています。伝統の酒作りに挑戦しています。それが「生もと」造り、1%しかない珍しいお酒です。外国人が伝統を復活させたのです。

昔、蒸し米を櫂ですりつぶして、糖化を早めようとしました。この作業を「山卸し」といって、大変重労働でした。

次に、「櫂でつぶすな、麹で溶かせ」と、麹の糖化酵素の力に変化して、山おろし(もと摺り)の作業がなくなったことから、「山廃」造りといわれました。

その「山廃」も、およそ9%、あわせて、「生もと」系は日本酒全体の10%です。

残りは速醸系酵母による日本酒なのです。

日本酒は、米の澱粉の<糖化>と、酵母がアルコールを生み出す<発酵>が同じタンク内で同時に

進行する、「並行複発酵」、世界的にみてとても珍しい醸造法。この点が、英国人をとりこにしたのでしょうか。

みなさんも、でき方の違いを感じながら、お酒を味わってください。

次の機会には、こだわりの米、こだわりの製法からうまれた銘酒をご紹介します。

次回は、5月20日午後7時半ごろから、寺町「彌光庵」で。

 

このアーカイブについて

このページには、2009年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2009年4月です。

次のアーカイブは2009年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.21-ja