2009年2月アーカイブ

2月6日、「みのもんた朝ズバ」に出演。日本漢字検定協会の関連会社が取得した隣接ビルの価格についてコメント。おおよそ、土地が坪@600万から800万として、15億前後、建物は4億前後かと答えました。取得時期は2008年3月、新景観政策施行後、また不況の本格化もあって、民間会社の経営者なら、不動産の取得は考えない時期でしょうとつけ加えました。放映されたのは評価額のコメントだけでした。TBSは10日の「2時っチャオ」でも放映したいとの言ってきました。

文科省の立入の翌日、2月10日は同じく朝番組「スッキリ」にも出演。本部ビルの年間賃料1億6千万がどうかについての取材でした。月額600万から800万、年額1億までではないかと、コメントしました。本部ビルはバブル崩壊後の取得。当時の家賃が高かったとしても、民間会社なら家賃値下げを交渉するでしょうから、いずれにしろ、相場と比較して相当高いといわざるを得ません。

不動産に絡んだ問題でしたから、烏丸通をはさんで漢検本部まん前の当社に問い合わせしやすかったのでしょうか。TBSも日本テレビもたまたま、飛び込み同然、おしかけ取材でした。

番組をみた友人、知人は少なくありません。人気番組なのでしょう。10日にはマンションの契約があって、買主のお客様にごあいさつしましたら、「テレビ、見ましたよ」と。お客様とは初対面でしたのに。テレビの影響力はすごいとあらためて思いました。

2009年、年明けから中堅ながら新興のデベロッパーがあいついで破綻するのを聞いて、たいへんな年になるは思っていましたが、栄泉興産の破綻には驚きました。

栄泉興産は、京都室町の一等地で、新景観政策施行後初の、「億ション」を分譲するなど、注目すべき企業だからです。また、関西では歴史を有する名門企業でした。

1月28日、この会社の執行役員が定年のあいさつに当社を訪れたばかりでしたから、破綻報道は他人事とは思えなかったのです。この役員は破綻をまったく知らなかったようで、破綻報道の記事が出た1月29日が定年の日でした。

この名門企業の不幸は、2006年に住友生命からモルガンスタンレーに株主が変わったことです。1990年代のバブル崩壊と昨年の米国の恐慌とが重なった、不運でした。

麻生首相は日本がバブル処理をうまくやったと諸国に自慢していますが、これは大間違いです。1990年、政府の負債は200兆円ほど、いまや800兆を超えています。つまり、バブル処理とは民間の負債を政府に付け替えただけなのです。このごまかしはいずれ破綻するでしょう。

生保、損保、そして銀行もバブル後遺症に苦しんでいます。ただ、米国の対策は日本よりはきわめてダイナミックにすすみそうですが。

栄泉興産の破綻は、日本バブル処理と、米国の恐慌対策とのテンポの違いを際立たせることになりました。

ところで、新築工事中の物件を放り出した栄泉興産の破綻は昨秋の環商亊に続き、京都のマンション市場をさらに混乱させるでしょう。市場は完全な買い手市場の様相です。

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